この機体はフライングスタイロ社製スピットフアイヤ−です。
前作のメッサ−シュミットと同じくかなりの純正とは異なる改造を施してあります。
改造箇所はAXI2212ブラシレスモ−タ−へ換装、内開き式引き込み脚搭載、スプリットフラップ取り付けです。
機体はメッサ−シュミットが後期型のG型だったのに対してグリフオンエンジン搭載で5ブレ−ドの後期型でないのが残念ですが素晴らしいスケ−ル感です。
引き込み脚は写真のような状態ですがアルフアモデル製リトラクトを使用するかOK模型製ス−プラリトラクト10を改造して使うか迷いましたがメッサ−シュミットに使用して剛性感のあったス−プラリトラクト10改造を選びました。
剛性感では勝るス−プラリトラクト10改造ですがアルフアモデル製に比べてやや大型なため実機では車輪は地面に対して垂直に近くなるのですがリトラクト本体と車輪を完全に翼内に収めたかったためにメッサ−シュミットと同じように斜めとしました。
引き込み脚への改造に関しては別ペ−ジ「ARF機に引き込み脚を取り付けよう!」で詳しく解説します。
裏面の状態です。
スピットフアイヤ−の脚はメッサ−シュミットに比べて主翼後方に取り付けられています。またメッサ−シュミットよりも完全な低翼機のためか脚が短くなっています。
きっと両機ともグラウンドル−プを起こしやすかったことが想像されます。
エルロンはフラップの取り付けの関係で2サ−ボ仕様としました。
スプリットフラップは上半角が左右フイレット部分から付く主翼なので1サ−ボ仕様のリンケ−ジにはやや苦しみました。2サ−ボにすれば簡単なのですがそこまですることはなしと判断してフラップは1サ−ボとしました。
引き込み脚の取り付け部分です。
ス−プラリトラクト10が逆方向に向いているのがお分かりだと思いますがス−プラリトラクトはスライド式のリトラクトのため開脚角度を変えたり逆向きに取り付けたりが比較的簡単です。
引き込み脚を閉じた状態です。
引き込み脚装備のスケ−ル機を製作するといつも思うのですが車輪やリトラクト本体を完全格納させ脚カバ−も取り付けて主翼下面にスキマなくツライチに仕上げると本当にランデイングが心配です。着陸させるたびに引き込み脚の作動をチエックしなければなりません。
飛行のことを考えるとクリアランスはあればあるだけ良いということになってしまいます。
スプリットフラップを作動させた状態です。
スピットフアイヤ−は上半角がフイレット部から始まっているので1サ−ボだとリンケ−ジがやや辛いのですが確実に作動します。
ラジコン機の場合実機と違い最高速度と最低速度の差があまりないのでフラップは実用というよりスケ−ル感のためと言えそうです。
それにしてもスピットフアイヤ−のリヤビュ-は美しいですね。女性的な曲線で包まれた各翼はあくまでも破綻なく流麗なデザインとなっています。
主翼中央部の状態です。
引き込み脚サ−ボはウエイポイントW-150MGR、フラップ、ラダ−、エレベ−タ−はW-068PB、エルロンはW-038CL×2です。
パワ−ユニットはAXI2212ブラシレスモ−タ−、バッテリ−はサンダ−パワ−11.1V1320oAhで4枚ブレ−ドのため直径を詰めて使用しました。
アンプはサ−ボ数が多いため安全を考えてJETI SPIN 33スイッチングBECを使用しました。
バッテリ−はブラシレスモ−タ−が純正パワ−ユニットよりも軽いためモ−タ−直後に搭載することになります。
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